一人焼き鳥のどこがいけないってのよ
2016年 10月 08日
別に、一緒に飲みに行く人がいないわけじゃないんだよね。
こう見てても、私、結構友達多いんだから。
今日だってお昼は、後輩のひーちゃんとあーちゃんと一緒だったんだから。
でもさ、あの子らと一緒だと、なんていうか、中途半端なとこで適当に、ってできないんだよね。
昨日はステーキハウスのランチだったし、今日は海鮮居酒屋のランチ。
あの子たちだってもういい歳なのに、とにかく食べる食べる。
(それであのスタイル維持してるんだから・・・どうなのよアレ)
あっ話がそれた。なんの話だっけ。
そうそう。焼き鳥。焼き鳥やさんの話よね。
焼き鳥やさんっていうと、なんていうか、要するに、おっさんの行くところってイメージがあったよね、最初は。
最初に行ったのも、お父さんが連れて行ってくれたんだけどさ。
なんか、入口からして、もう、煙がモウモウとしててさ。
肉を焼いてる煙なのか、おじさん達のタバコの煙なのか、わかりゃしない。
お父さんは、一人でお店の人とお酒飲んでぎゃーぎゃー騒いでるし、私は大人の中に一人だけポツンと残されて、つまんなかったな。
ま、初体験はそんな感じだったんだけど。
・・・最近、おしゃれなバーとかにも飽きたしさ。
・・・いやいやいや。こんなところで大人の女ぶってどうすんの。
ま、正直に言うと、うん、男の影響だったんだけど最初は。へへ。
ちょっと前に別れた元彼がまた、貧乏人でさー。
(私って男運ないw)
たまーにおごってくれるって言うからいそいそとついてってみりゃ、駅前の小汚い焼き鳥やさん。
(その時はそー思ったけど、今は思ってない)
またお金ないの?って言葉を、喉のところで頑張って止めたよね。
しかも、その店さ、ちょうど昔お父さんが連れて行ってくれたお店だったんだ。
あんまりいい思い出なかったから、うわー、最悪ー、とか思ってたんだけど。
あ、大将は変わってたかな?
昔はハゲのタコ入道みたいなおっちゃんが大将だったけど、その時カウンターの向こうにいたのは、まだフサフサの(笑)イケメンだった。
例によって元彼は酒が入ると仕事の自慢話始めるしさー。
店はほぼ満員でうるさかったから、何話してるかぜんっぜん聞こえないしさー。
もういい加減うんざりしてたから、半分やけになって、ハツとかスズメとか、あんまり食べた事ないものばっかり注文したよ。
そしたらコレがうまいんだー。
子供の頃は、ねぎまとか焼き鳥とか、そんなものしか食べられなかったから、わかんなかったんだよね。
ちょっと焦げてたりすると苦いしさ。
元彼の話なんか右耳から左耳へスルーで、スズメばっかりバリバリ食べてました(笑)。
ま、思い描いてた「大人の女」とは違うけど、毎晩楽しい。
今度、ひーちゃんとあーちゃんも誘ってみよう。